【日常心理学】他人が許せず、人の行動に腹が立ってしまう人の仕組み
こっこです。
人間心理学をベースに、生きづらさを整理する記事を書いています。
心理カウンセラー / 講師
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隣の人が、堂々と仕事をサボっている。
遅刻して、なんの申し訳も言わない。
「やれよ、こっちもやってんだからさ!」
心のなかで、そう思う。
なんで、あの人はあんなに楽そうなんだろう——
他人が許せない。
人の行動に、腹が立つ。
自分を責めるより、そっちの方が強い。
そんな経験、ありませんか?
先日のお話し会で、その「なぜ」を説明する比喩をしました。
『否定のマント』です。
僕たちは、誰もが「〇〇してはいけない」というルールを心のなかに持っています。
・遅刻してはいけない。
・言い訳してはいけない。
・仕事は休んではいけない。
・子供を失敗させてはいけない。
・タバコはダメだ
・借金はしてはいけない
・浮気はしてはいけない
・休職するのは良くない
そのルールには、このように種類がある。
そして、それぞれに「度合い」がある。
例えば「遅刻してはいけない」に対し、「別にいいんじゃない?」と思う人は度合い「1」。
「絶対あかん!」と思う人は度合いが「10」になる。
種類と度合いをかけ合わせると、面積が出る。
その面積が、マントの大きさになる。
面積が大きい人ほど、重いマントを背負って生きている。
重いマントを背負っている人ほど、マントが軽い人を見ると、イラつく。
「私こんだけ背負って生きづらいのに、なんで、そっちのマント軽いの!?ずるい!」
軽い人から見れば、「マント外せばいいじゃないの?」と思うかもしれない。
でも、外せない。
では、なぜそんなに重いマントを抱えてしまったのか?
結局、そうしないと認めてもらえなかった。
愛して貰えなかった、繋がって貰えなかった、安心できなかった。
それは子供の頃から。
逆にいうと、それさえすれば、愛して貰えた、繋がってもらえた。
安心できた。
脳はこれを強烈に学習します。
そしてパターン化して日常で発動させます。
これも、人類の進化に関係しています。
「安心」を長く感じるための脳の生存戦略の名残です。
それをしないと、お父さんお母さんに評価してもらえなかった。
それをしないと、学校の先生に評価してもらえなかった。
「ちゃんとしなきゃ、愛されない」
「ルールを守らなきゃ、仲間に入れてもらえない」
「禁止されたことを守っていれば、安心できる」
その感覚が、染み込んでいる。
優しい言い方をすると、「その方法で、自分の身を守ってきた」と、言えるんですね。
だから、もし自分の否定マントの大きさに愕然とした場合でも、そこを責めないでほしい。
その時の、最善の向き合い方で自分を安心させ、守ってきたんだから。
目をつぶって、想像して、子供の頃の自分に、「頑張ったね」と言ってあげてほしい。
種類は、なかなか減らせない。
でも、度合いは減らせる。
それには、否定しているものには、「両面」があることに気づかないといけない。
メリット、デメリットとも言えるしプラス面、マイナス面とも言えます。
【遅刻】
・人を待たせる↔朝、ゆっくり起きれる
【言い訳】
・信頼されない↔自己主張できる
【借金】
・ルーズ、貧乏↔挑戦できる
プラスの側面にも気づくと、100%良くない(10点)が少し柔らぐ感覚がありませんかね?
全ての物事には、このように両面あるのですね。
「10」の否定を持っている人は、自分がそれをやったり、守れなくなるのを心底恐れています。
「絶対に不登校はダメだ!」と思ってる親は我が子が行き渋りし出すと、怖くて、怖くて、たまりません。
否定「10」が刺激されるからです。
なんとしても、無理矢理行かせようとします。
そして、親子共々、苦しくなっちゃいます。
だからこそ、「それにも役立つ側面があるよね」という視点は、きっと多くの人の心を軽くしてくれる言葉になります。
否定の面積を小さくしていくと、マントが軽くなる。
余裕が出て、ピリピリしなくなる。
他人を見ても、イライラしにくくなる。
つまり、安心してる状態に近づく。
他人が許せない、と感じたとき、「あ、今、私のマントが重いな」と気づくだけでも、一歩です。
そのマントは、誰かに言われて背負ったわけじゃない。
認められたい、安心したい、つながりたいという、子供の頃の自分が、必死で選んだ方法。
だから、責めないでください。
まず、過去の自分をねぎらうことから。
あなたがダメなんじゃないですよ。
安心してくださいね。
この記事を保存して、「また他人にイラッとした」と感じた日に、読み返してください。
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僕はこれが伝えたくて、人間心理学を学び、講師となりました。
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